よいかをり日記

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モノを作るということ。

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今更ながらですが「ペヨトル興亡史」を読みました。

ペヨトル工房・・・
私がハイティーンだった頃、憧れまくった出版社です。

超アングラな出版物ばかりでしたが、多感な頃にたくさんの美しいものを教えてくれました。
今でも旧「夜想」は大切な宝物です。

内容は出版社が解散宣言をし、実際に閉じるまでの一部始終なのですが、
実際にモノづくりを経験した人(私は元々印刷屋でした;)ならば、胸が痛くなることばかり。
特に本を断裁する…という下りは、身が引き裂かれる気がしましたよ。ホント・・・。

ペヨトル工房うんぬんだけでなく、今の出版業界についてもちょっと考えさせられました。

そして、以前見た光景を思い出しました。

近所のショッピングセンター内の本屋さんで、恐らく返品するのであろう本(雑誌ではなく)を
店員さんが投げて片づけている様子を見たことがあります。

たかだか一冊の本ではありますが、文章を書いた人がいて、編集をした人がいて、
装丁をした人がいて、印刷をした人、製本をした人、梱包をした人、配送をした人etc・・・
たくさんの人の力があって出来ているわけです。

それをこの本屋さんは投げるんだなー・・・と少し寂しく思いました。

本だけでなく、いろんなモノに触れる時、作った人・関わった人の気持ちを少し考えてみると、
今よりも優しく触れることが出来るかもしれない・・・なんて思った晩秋の一日。



そうそう。
昨日の菊ですが、自然光で撮ってみました。
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少しは実物の雰囲気に近づいたよーな。
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by hirohana_neroli | 2010-11-26 23:00 | 本とかARTとか